ネット証券 手数料の市場規模を昨年と比較
中小証券会社は、リテール営業が中心であるが、特定の得意分野に注力し、他では扱わない金融商品を採り扱う傾向があります。
証券会社によっては、電子認証書による認証によって第三者によるなりすましなどの不正取引を防ごうとしています。
こうした仕組みは、セキュリティの確保という観点からは好ましいものですが、その反面、特定のパソコンからしか発注できなかったり、発注するたびにCD-ROMが必要となるなど、利便性という観点からはやや問題があります。
オンライントレードの取引画面は、至ってシンプルにつくられています。
株式の場合、銘柄、売りと買いの区別、株式数、注文の種類、価格を人力するだけで十分です。
銘柄は、わが国では、銘柄コードと呼ばれる四ケタの数字、アメリカでは、シンボルと呼ばれる三、四文字のアルファベットで指定します(例えばマイクロソフトならMSFT、ウォルマートならWMTとなります)。
銘柄コードやシンボルを会社名から検索することもできるようになっています。
アメリカでは、株式売買注文には、わが国でも一般的な成り行き注文(マーケットーオーダ]、指し値注文[リミットーオーダ]に加えて、指定した価格以上の場合成り行きで買い、指定した価格以下になったら成り行きで売るというストップーオーダー(逆指し値注文)、指定した価格以上の場合にその指定価格で買い、指定した価格以下になったらその指定価格で売るというストップーリミットーオーダーなど様々な種類があります。
ストップーオーダーやストップーリミットーオーダーは、損切りや利益確保のための取引に使われるようです。
また、注文した株式数全部の取引が成立しなければ売買をしないか、一部でも成立させてしまうか、といった指定も可能になっています。
取引画面で必要な入力を終えると、注文確認画面が現れ、入力内容にミスがなかったかどう投資家が株式を売買するために証券会社に注文を出す場合、指し値注文と成り行き注文の2つの注文方法があります。
指し値注文とは、買値、または売値をあらかじめ指定する注文です。
一方、成り行き注文とは、銘柄と株数のみを決め、値段を指定しない注文です。
成り行き注文には、売買を迅速かつ確実に行えるというメリットがありますが、売買高の少ない品薄株の場合、予想以上に高く買ったり安く売ったりする結果となる懸念もあります。
最近では、株価が売買発注時よりも上昇し指定した株価以上になれば買い、または株価が売買発注時よりも下落し指定した株価以下になれば売る「逆指し値注文」を受け付ける証券会社も現れています。
か確認します。
オンライントレードでは、うっかりミスであっても、入力内容がそのまま注文の内容として受け付けられてしまいます。
株式数をIケタ多く入力してしまったといったケースでも、ひとたび確認画面で「OK」してしまえば、有効な注文となります。
したがって、注文確認を丁寧に行うことは、証券会社側とのトラブルを未然に防ぐという意味でも非常に重要です。
特に、成り行き注文は、取引時間中に発注した場合、すぐに成立してしまうのがふつうなので、注意が必要です。
取引所で売買が成立してしまえば、原則として注文を取り消したりノ汪文の内容を変更したりすることはできません。
取引の判断を慎重に行い、注文確認画面でしっかりと確認することは、オンライン投資家が心がけるべき最も基本的なポイントでしょう。
注文確認画面に表示された入力内容に誤りがなければ、いよいよ発注ボタンをクリックして実際の発注となります。
投資家の入力した内容が、そのまま証券会社のホストーコンピュータヘ送られ、さらに取引所や株式店頭市場へ送られることになります。
証券会社によってシステムの構成が異なっているので一概にはいえませんが、だいたい数十秒から数分以内に注文が市場へ送られることになります。
このスピードの速さは、オンライントレードの大きな魅力の一つでしょう。
アメリカのオンライン証券会社の中には、「成り行き注文を一分以内に処理できなければ手数料は無料にします」とうたっているところもあるほどです。
もっとも、指し値注文の場合、どんなに迅速に注文が送られたとしても、市場で対当する注文がなければ売買は成立しません。
値段の指定の仕方によっては、何時間たっても売買できないといったことも珍しくはありません。
売買注文が成立すれば、電子メールで連絡が送られてきたり、注文状況確認画面で確認することができるといった仕組みになっています。
取引履歴画面や口座残高情報画面にも売買の内容が反映されます。
通常の電話や対面での発注のように、わざわざ電話をかけて自分の注文がどうなったのかを尋ねる必要はないのです。
また、正式の取引報告書は、約定の数日後に郵送されてきます。
この点は、従来の取引形態と同じです。
②携帯電話での発注も可能オンライントレードというと、パソコンを通じた取引とばかり考えられがちですが、最近では、普及の著しい携帯電話を通じた発注も可能にしている証券会社が少なくありません。
携帯電話会社Dの「Iモード」をけじめとする携帯電話によるインターネット接続サービスは、電子メールの送受信や各種情報へのアクセスなどに広く使われています。
オンライントレードの最大のセールスポイントは、「いつでもどこでも売買注文が可能」という点にあります。
これは、取引時間中は常時価格が変動する株式の場合、とりわけ重要になります。
しかし実際には、取引時間中、いつでも自宅や職場のパソコンを通じて取引を行えるという人はそれほど多くないのではないでしょうか。
パソコンから離れた場所にいるということも多いでしょう。
最近は、公衆電話でISDN回線に接続することもできるので、外出先からインターネットに接続して取引をするといったことも不可能ではありませんが、そのためにパソコンを常に持ち歩くというのも不便です。
また、職場の場合、パソコンを使って取引できるのは休憩時間中に限られるでしょうし、そもそも会社の財産であるパソコンやインターネットへの接続を利用して、個人的な取引を行うことは問題だ、という考え方もあります。
その点、携帯電話での取引は、まさに「いつでもどこでも」可能という便利きを備えています。
もっとも、携帯電話を使った場合、面面の大きさなどの制約からアクセスできる情報が限られてしまううえ、入力操作がパソコンに比べて難しいといった問題点もあります。
そこで、夜のうちに自宅のパソコンを通じて指し値注文を入力しておき、翌日、実際の市場の動きを見極めながら、携帯電話を使って指し値の変更や注文の取り消しをするといった使い方が広がっているようです。
なお、携帯電話を通じた、ワイヤレスでのオンライントレードという分野は、金融取引では珍しく、アメリカよりも日本で早くから広がりをみせました。
アメリカでは、二〇〇〇年に入って、ようやくパームトップの情報端末や携帯電話を通じたワイヤレス取引への取り組みを強化する証券会社が増加してきているという状況で、まだそれほど一般に浸透した取引の方法とはいえないようです。
このように、オンライントレードでの売買の発注は実に簡単です。
しかし、時々刻々価格が変動する株式の売買は、発注作業そのもののようには簡単ではありません。
判断を誤れば、大きな損失を出したり、場合によっては、発行会社が経営破綻に陥って株式の価値がゼロになってしまうといったリスクもあります。
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